特別でない京都の生活
市井の人と普通の商いの尊さ!
「市井(しせい)の人」とは、 街の中で生活している普通の人という意味です。
普通の商いは、その市井の人々に寄り添うように支えながら一緒にいる商店(商い)です。
一方、現代では何でも特別を尊ぶ時代となっていませんか?
それは、星のある店、プレミアムな材料のお店、季節限定品、ブランド品、などなど!
SNSや色々な媒体では、少しでも特別な話題を提供しようと躍起ですね。
京都も京野菜、京町家、多くの観光名所など、他と選別することが良いとされます。
しかし、市井の人の周りには何百年と変わらず共存共栄してきた商いがあります。
門前の和菓子店、北山杉の産地、老舗の酒、味噌、醤油の蔵元、商店街の大衆食堂。
私は日々の生活の中にこそ幸せがあり、それを支えているのが普通の商いだと思います。
決して特別な物を否定している訳ではありません。日本人は古来より毎年のお祭りや、一生に一度のお伊勢参りなど特別な活動にも価値を見出しています。
これらの事は、尊敬する京都の作家「柏井壽先生」が新聞へ掲載されており、先生が執筆されTV化もされた「鴨川食堂」なども、市井の人のお話です。
先生は特別ばかりが注目され普通の商店や食堂が存続しずらい事を苦慮されています。
私も日々の生活の中で特別で無い市井の自分の感性で、
このブログを紹介できれば幸いです。
御所の西にある、醤油の蔵元「澤井醤油店」
兎に角、暑い暑い京都を涼しく過ごす!
京都と言えば、冬の底冷えと夏の猛暑です。
昔から少しでも涼しく過ごすコツが多くあります。
細長い京町家の通りに面した外側に「表格子」と呼ばれる格子があり、風通しや採光に優れています。また、京町家の中央にある「坪庭」も!
坪庭に打ち水をすることにより、暑い表通りとの温度差をつくり、家の中に風を呼び込むという科学的な作用もあります。その上、坪庭の樹木や、風にそよぐ風鈴の音など目や耳に涼を与えてくれます。
また、むし暑い夏を爽やかに過ごすなら、鴨川納涼床・貴船・高雄などの川床!
川の水面に張りだした床の上(夏場だけ)で、夏の素材(鱧や京野菜)を使った料理やお酒を!水の豊富な京都ならではの人気の楽しみです。
そして、お菓子にも「夏の京菓子」として有名な、若鮎、水無月、金魚など、夏の定番の和菓子もたくさんあります。
これが店頭に並ぶと夏の訪れを感じる人も多く、菓子で涼しさを感じられます。
→ 底冷えについては、また冬に!
http://www.kanshundo.co.jp/okashi/seasons/02-natsu/ayu/index.htm
http://www.kanshundo.co.jp/museum/yogo/minazuki.htm
http://www.kanshundo.co.jp/okashi/seasons/02-natsu/mizumono/natuniwa/index.htm
(どれも、京菓子甘春堂さんの夏菓子です)
気ままな京都暮らし!
〜リオ・オリンピック閉会式も無事に終わりました 〜
南米で初めて開催されて色々な問題点も上げられていましたが、
そこは平和の祭典なので大目に見ても大成功でした。
とりわけ、日本選手団の躍進は素晴らしく、師弟愛やメンバー愛も多く取り上げられていました。
今回、日本選手が参加しないと放送されない競技もありましたが、「NHKスポーツ」アプリからは期間限定で未放送の競技を見ることができました。
映像には一切解説はありませんが競技会場のリアルな音声は収録されています。
お陰で女子マウンテンバイクや男子・女子ロードバイクレースなどを見ることができました。
女子マウンテンバイク競技を、iPadのスクリーンショットで撮影したので御覧ください。
1時間30分もの激闘の末スエーデンが優勝しました。
私も京都生活の中で、京都市内から美山や京田辺、近江八幡など往復100kmほどのサイクリングを京都の友人と楽しんでおります。